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Fagott Firststep

リードの基本2 息とワイヤーの関係

 ファゴットを演奏する上で重要な要素の1つに、身体に吸い込んだ息の量とフレーズを演奏した際に吹き出した息の量のバランスがあります。いつも息が足りなくなる、また余るといった場合は、その奏法だけでなくリードについても検証する必要があります。今回は第1、第2ワイヤーの調整について考えます。ワイヤー調整はある程度の可逆性があるのが利点ですから、お手持ちのリードでその効果を体験して下さい。

 第1ワイヤーを立てる(リードの開きを大きくする)と息の入る量が増えます。息が余ってしまう場合には効果的ですが、振動も比例して大きくなるのでアンブシュアに負担がかかる場合があります。第1ワイヤーを寝かせた場合は逆の効果を得ることが出来ます。第1ワイヤーを調節して息のバランスを好みの状態にし、その後のリード調整において全体のバランスを保つ指針とする事が出来ます。尚、第1ワイヤーを締めるとリードの振動はコンパクトに、緩めるとより大きく振動する様になります。アンブシュアを締めたり緩めたりする効果と似ています。

 第2ワイヤーは主にリードの振動の性格をコントロールする事に役立ちます。第2ワイヤーを立てた場合振動はコンパクトになり、第2ワイヤーを寝かせた場合は逆になります。しかし前述の第1ワイヤーの締め具合で得られる効果とは違う事に注意して下さい。第2ワイヤーにおいては、口からリード、ボーカルまでを1本のホースに例えた場合、細いホースで遠くまで水を飛ばすのか、太いホースで多量の水をまくのか、という感覚により近いと言えます。基本的には、その後の微調整や音楽的シチュエーションへの対応を考慮し、中庸を維持しておく事が無難と言えます。尚、第2ワイヤーを緩める事は基本的にありません。

 同じリードであっても、その性格はワイヤーの状態に大きく左右されると言えます。振動や息の通り方の感覚の違い、更には楽器の響きの違いを良く理解しておく事が重要です。

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