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Fagott Firststep

リードの基本4 先端のコンビネーション
図2
リードを3つに分けます
図3
リード先端部

 リードの振動はまずリード先端部(図2X部)で始まった後、YZ部へ伝わって行きます。振動していない状態を0、振動している状態を1とした時、発音とは0から1へ移行する事を指し、その間どういう課程を経るのかはXの状態に大きく依存します。故に吹奏感の違い、特にppや発音、また音色にも影響する部分で、適切な処理が求められます。

 図3赤色の部分、特にセンターに近い部分は、細かくて仕事のしにくい箇所です。あるセオリーでは、この箇所を段がつくほどしっかりと、非常に薄くしています。後述する水色部、紫色部との関連もありますが、息の流れに最初に反応する大切な部分であり、この部分の薄さと吹奏感との関連性を充分に理解する事が重要と言えるでしょう。この部分を薄くするとバリバリとした音色になるイメージがありますが、実際に音色に関係してくるのは、紫色部とその内側の白い部分の厚みによる所が大きいです。

 紫色の部分は、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲壮」冒頭ファゴットソロ部など、ゆっくりした息に繊細に反応させる為に重要な部分です。厚すぎると息に対する反応が悪くなって繊細なコントロールが難しくなります。赤色部と密接に関係しており、この2つのコンビネーションが重要と言えます。

 水色の部分は、リードの振動の豊かさをコントロールする部分です。例えば、古くなって反応の悪くなったリードは、この部分が硬化したことに起因している事が多くあります。

 リード先端部は基本的にこの3点のコンビネーションによって成り立っているという事が出来るでしょう。見方を変えると、先端部の仕事をする際は、常にこの3点のコンビネーションを念頭に置く必要があると考える事が出来ます。

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